推定構築時間: 0.1 SBU 推定必要ディスクスペース 1.9MB |
Man は以下のパッケージに依存します: Bash, Binutils, Coreutils, Gawk, GCC, Glibc, Grep, Make, Sed.
Man のソースについて三つの調整をします。
一つ目のパッチは whatis のようなプログラムを使ったときの冗長な結果を避けるために man.conf ファイルの中の "MANPATH /usr/man" という行をコメントアウトします。
patch -Np1 -i ../man-1.5m2-manpath.patch |
二つ目のパッチはエスケープシーケンスを正しく扱うために PAGER 変数へ -R オプションを加えます。
patch -Np1 -i ../man-1.5m2-pager.patch |
三つ目の最後のパッチは 80 列以上で整形されていない man page が groff の最新版と共に使われたときに生じる問題を避けます。
patch -Np1 -i ../man-1.5m2-80cols.patch |
さてコンパイルのために Man を準備します。
./configure -default -confdir=/etc |
コンフィグオプションの意味
-default: これは、実際的なデフォルトのオプションのセットを選択するように設定スクリプトに伝えます。 たとえば、英文の man page のみ、メッセージカタログなし、man not suid 、圧縮された man page を扱う、cat page を圧縮する、 適切なディレクトリが存在するときはいつでも cat page を作る、cat page を /var/cache/man ディレクトリ下に置くことで FHS に従う、といったことです。
-confdir=/etc: これは man page プログラムに man.conf という設定ファイルを /etc ディレクトリの中で探すように伝えます。
パッケージをコンパイルします。
make |
そしてインストールします。
make install |
Note: SGR エスケープシーケンスを無効にしたいなら、man.conf ファイルを編集して nroff へ -c 引数を加えましょう。
man ページについて、フォーマットと圧縮の問題について扱っている http://www.linuxfromscratch.org/blfs/view/cvs/postlfs/compressdoc.html で、BLFS ページを見るとよいでしょう。